日本の母の日は、アメリカの母の日が伝わって来たのが由来です。広まったのは、大正から昭和初期といわれています。母の日ギフトとしてカーネーションが一般的なのは、アメリカでの風習がそのまま伝わったからですが、赤いカーネーションの花言葉が、「母への愛」「母の愛」「純粋な愛」などであることから母の日のギフトにふさわしいとされました。カーネーションは色や色の濃さによって花言葉が違います。
赤以外では、ピンクは「感謝」「気品」「温かい心」などですので母の日には向いています。オレンジは「熱烈な愛」「純粋な愛」などですので若干恋人向けでしょうか。濃い赤、暗い赤は「心に哀しみを」という意味になります。白は「尊敬」という花言葉ですが、アメリカでは亡くなった母を追悼するものとして定着しています。
黄色は「軽蔑」「嫉妬」などの意味がありますので、ギフトにするには注意が必要です。カーネーションに合わせて、バラやユリやガーベラ、スイートピーなどの美しく品のある花を贈るのも素敵です。長く楽しめる鉢植えも人気があります。花以外の母の日ギフトには、スイーツが定番です。
いつもよりも少し贅沢なお菓子を贈ればとても喜ばれます。きれいな和菓子なども良いです。お菓子に合うお茶やコーヒーなど好みに合った飲み物を添えるのもおすすめです。また、準備などを休んでもらう意味で、食事を用意するのも良いでしょう。
ゆっくり食卓を囲む時間そのものが、思い出深い母の日ギフトになります。